知っておきたい16のキーワード

著作権侵害

著作権とは知的財産権のひとつで、自身の著作物に対する扱い方を決める権利のことをさします。たとえば、自分の作った画像や撮った写真などを勝手に公開されることを拒否することができます。

こんな経験ありませんか?

  • インターネット上で見つけて気に入ったイラスト画像をコピーして保存し、自分が作成している仕事の資料に貼り付けて利用した。

  • 自分が描いたイラスト作品をSNSに投稿したら、後日友人が「気に入ったから」と友人のSNSのアイコンに使っていた。

いずれも著作権侵害に該当する場合があります

かんたん解説

ここがポイント!

  • 写真・イラスト・音楽・ブログ記事など、ネット上で掲載されている多くのものは誰かが著作権を有しています。これらを権利者の許諾を得ないで複製することや、ネット上に掲載して誰でもアクセスできる状態にすることなどは、著作権侵害になる可能性があります。また、新聞や雑誌などの記事にも多くの場合著作権があり、引用の範囲を越えて掲載すると著作権侵害にあたるため、情報を発信する際は注意しましょう。
  • ネット上には「フリー素材」として利用する場合に権利者による許諾の必要がない旨を記載されていることがあります。しかし、そのような素材であっても、どのような利用方法でも許諾が不要とは限らず、商業利用等については制限がかけられている場合もあるため、必ず利用に関するルール(規約)をよく読んでから利用しましょう。

考えてみましょう

  1. 自分が作ったオリジナルのマンガ作品を、多くの人に見てもらうためSNSに投稿しました。誰かがそれをダウンロードし、自らのSNSアカウントに無断で再アップロードして掲載した場合、著作権侵害にあたるでしょうか。
    • 著作権侵害に該当する場合がある、ただし引用とみなされる場合などは例外となる
    • 再投稿(「リポスト(リツイート)」等)など、投稿されたマンガ作品などのリンクを掲載する場合は、著作権侵害には該当しない。
  2. 学校の先生が、新聞記事をコピーした画像を貼り付けたテスト問題を作成して、クラスの子どもたちに配布しました。著作権侵害にあたるでしょうか。
    • 授業の目的の範囲内での利用であれば、著作権侵害には該当しない

著作権は自分の作品がみだりに利用されない権利のこと
利用形態に応じた条件や例外があるため注意が必要です