知っておきたい16のキーワード
情報的健康
かんたん解説
情報は食べ物と同じ。摂取したものからわたしたちはつくられる
身体の健康にとって、摂取する食べ物のバランスが大事であるのと同様に、情報もバランスよく摂取することにより、偽・誤情報をはじめとするネット上の諸課題に対する一定の「免疫」を獲得することができるという考え方のことを情報的健康といいます。
09.アテンション・エコノミーのもとでは、より多くの広告を見せたり、サービスを使ってもらおうとするために、11.アルゴリズムによって選ばれた情報が表示されています。つまり、自分の意志とは関係なく特定のコンテンツを摂取<させられている>状態に陥り、その結果、わたしたちの多くが情報偏食(へんしょく)の状態に<させられて>しまうのです。
情報の偏食に気づくことからはじめよう
「情報的健康」になるためには、まず、いま置かれている情報環境がどのようなもので、日々どのような情報を「食べているか」を認識し、情報の偏食に気づくこと。そして様々な情報をバランスよく摂取することが重要です。そうした行動が、ネット・SNSにおける諸課題を乗り越える第一歩となり、さらには新しい考えを受け入れ、組み合わせていく創造的なエネルギーを生み出すことにつながるのです。